三田市商工会 実践創業塾4回目(最終回)

今日の三田市商工会主催の実践創業塾4回目(最終回)のお題は、「販売におけるITの活用について」と「事業計画書の策定・助言」というタイトル。
(1回目:地域資源、創業手続き・制度、2回目:資金計画・融資制度・財務、税務・経理、3回目;人材育成、マーケッティング)

ITに関しては一応専門なので、「一般論じゃなくて、創業向けに短的に言ってよ(要は最初から思い切って設備投資したらアカンとか)」って思ったりもしたけど、この手の勉強会では、ケースバイケースということで、具体的指針を示したらダメなのかな。あと、情報セキュリティの面でも、素人の創業者自身にもうホームページ作らせたらアカンよなぁ…と独り言。

事業計画(ひな形は日本政策金融公庫)は、若干大きなお題で威かされて、具体的な内容は経営者次第という話しになってしまいつつあるので、これも仕方無いことか…
一番面白かったのが、交流会からお開き寸前までに話し込んだ銀行の支店長との話。やっぱり現実的で、地方銀行の考え方を短的に教えていただいた。
教えてくれた先生も、支店長も、職務に忠実な純日本的な考えで、製造業や飲食業の基準としては普通だと思うけど、「その基準で計画すると、イノベーティブな行動は取れないよなぁ…」って思った。支店長にそれとなく聞いてみたら、銀行ができるのは融資までで、投資は無理って。銀行はそういう事業分類なんだと、当たり前の事だけど今更ながら納得。「起業」のキーワードだけで思い込んだらアカンなぁ…
だれもGoogleやAmazonを作ろうとは思っていない(さすがにそこまでは思っても言わないけど、さしずめ私の案は、「三田の(田舎の)地の利を活かして昆虫食わす店を作る」ぐらいにしか聞こえないらしい(笑))。

と言っても、これまで(オーナー主導の)会社内の教育カリキュラム中心だったので、学ぶことはイロイロあった。
世間は想像以上にだだっ広いし、結構面白い。

三田市商工会 実践創業塾3回目

今日は地元の商工会で創業塾3回目(今週は本当に勉強週間だった。ちょっとヘロヘロだ… (笑))

今日のテーマは労務とマーケッティング。一応立場上知っている(ハズの)ことだけど、新たな学びとして、素直な(!)気持ちでじっくり聞くと興味深い。
特にマーケッティングは…
エレクトロニクス業界は優秀な人達によって、クラシカルなマーケッティング手法を適用して、自ら考えられなくなった経営者の代わりに経営をコントロールしてしまった結果、ガラパゴス化して、二番煎じ戦略になり、今のような(にっちもさっちもいかず、後はクルマぐらいしかない)状況になってしまったのだろうな。
現状の客や状況をいくら分析しても、多数決でイノベーティブな結論なんか出るわけ無い。じゃぁ、サイコロ振ってもいいかというとそうでも無い。ここが難しいところだ。

三田市商工会 実践創業塾2回目

昨日の土曜日は、地元の商工会で創業塾2回目に参加。財務の話だった。企業経験あると思って舐めてかかったら大きな間違い。

創業する際のお金の貸し借りの原理を再発見したり、前会社で経理メンバーが主張していた事は、実は余り大事な事で無かった事だったということがわかったりして、結構面白かった。
特に、起業しようとしている人達相手のビジネスとしては、(前半戦においては)結構緻密に作られていると実感。世の中の原理を垣間見た気がした。
以下、教えてもらったことじゃないけど、感じたこと。
起業家の目的は、会社を作ることじゃなくて(もちろん、会社枠作りにモチベーションのある人達も沢山いるのも事実だし、それを否定するつもりもないけど)、本来自分で実現したいコトを成す事が最優先事項のハズ。
会社を作る事をビジネスにしている人は、会社を作る過程に強力に関与して、たくさん助言してくれる。 そういう意味ではものすごく親切。
(最初に会社を開くことは素人と頭ごなしに思ってしまった)起業家は、そういう助けてくれる人達にいろいろ頼ってしまって、結局本来自分で経験して、考えて、判断しないといけない、前半戦以降のことも、そういう人達に頼ってしまうような、本末転倒的なことも起こっているのだろう。
頼む方も悪気ないし、答えようとしてくれる人も悪気はない。けど、気をつけないといけない。

いろいろ考えさせてもらえる塾だ。

三田市主催「創業支援セミナー」参加

昨日土曜日(1/21)に、地元の兵庫県三田市主催の創業支援セミナーに参加してきた。

我が三田市(さんだし)も昨年10月ぐらいから市が中心となって創業の為のアクションを始めたとのこと。
今回は第一回目のイベントで、基調講演として、起業3年でマザーズに上場したクラウドワークスの吉田社長のお話しと、三田市の取り組みの簡単な説明があり、その後、(お酒なしの)交流会。
実は、昨年夏に市役所の窓口で話しを聞いたときは、この手の企画はまだなかったらしい。
今回のイベントも市の予算でのアクションで、比較的小規模からのスタートの様だが、20名以上参加者がいた。若干年配者が多く、女性もチラホラいた。
交流会では、登壇者の吉田さんが元気なのはともかく、ビジネス的にエレガントで余裕があると思ったのは、やっぱり地元に支店のある銀行の方たちだった(起業する人でなく起業する人に興味あるヒト達)。
参加者はいろいろなジャンルの方がいるみたいで、伝統品創作系や、Webコンテンツ系、リフォーム系、同じジャンルのヒトはほぼ皆無の様だ。都市部でやっている、若者向けスタートアップイベントみたいな感じのきらびやかさはなかった。
結論としては、
地元メリットは、行政主催のセミナーとかが受けられることと、その副次的効果として「特定創業支援事業」にかかわる若干のメリット(登録免許税が軽減、創業関連保証枠がちょっと大きくなる、創業関連保証の特例の拡大、新創業融資制度が使える)があるとのこと(ん〜、起業リスクヘッジにあまりならんなぁ…お金あったらどうにかなるというのは邪道のような気がするけど)。
大阪の何処かにサテライトオフィスを安く貸してくれるとかあればいいのだけど(それは地域創業の意味ないか…笑)。
起業に興味のある人は、まぁそこそこいるみたいだけど、ジャンルが異なるのでつながりとかは結構難しいかも。イベント開く行政としては、まぁヒトが集まってホッとしたのかもしれない。とりあえず、何人かの方とは名刺交換して、今日も一人メールでやり取りしていた。

来月以降もイベントあるので、どんな展開するのか楽しみだ。