静岡大学 短期集中講義受講(ナノテクノロジー)

今週は2月13日(月)~16(木) の4日間、静岡大学 静岡キャンパスで短期集中型特別講義を受講してきた。

今年は「物質と光の科学と工学応用」という授業名で、4日間、それぞれ異なる先生の英語の講義。
時間枠としては、9時から夕方までだが、大体、14~15時ぐらいまでには終わった。ただレポートの宿題が出るので、それを図書館でこなしているとやっぱり一日仕事。結構ヘロヘロになる。
講義の内容は、去年受けた特別講義「バイオマテリアル」が有機触媒だったのに対して、今年はクラスターが中心。

1日目 イオン伝導体とNMR(核磁気共鳴)の話し
2日目 Gold Clusterの話し
3日目 C Cluster(フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェン)の話し
4日目 nanostructureの話し

やっぱり化学や材料、物性の人は、化学式はもちろんのこと、二言目には電子の話しになって、すぐにシュレーディンガー方程式に話題が移るので、そーいうものだということがわかってきた (彼らにしてみれば、量子力学を勉強していない理科系なんてありえないというようなそぶりだし…(汗))。
去年も思った事だけど、これまで自分がやっていた、電子工学(特にロジック回路)やソフトウェア工学は、所詮人間が作ったルール(部品、命令、言語)を使って組み立てているのであって、物理の限界としては、回路規模やコードが大きくなりすぎて入らないとか、金がかかるとか、演算・計算時間がかかるとかぐらいで、おかしな素行は想定外の使用かバグということになるけど、化学系の人は、まずはおそらくビッグバン以降から(138億年前?)あるだろう反応を見つけて、動作原理組み立てて、シュレーディンガー方程式で検証して、っていうシーケンスで、動作原理が隠された事実はあって、それを支える方程式は確立されていて、という世界に生きていると思われる(間違っていますか?)。

と言っても、今更方向性変更は難しそうなので、そんなファジーな世界でやっていくしかないのだけど、世界は多様性ありすぎて面白いなって思った。